雑記

ピアノの調整

高音の一部チューニングが狂いやすいところがあったので

調律師さんに相談してチューニングピンを交換してもらいました

既設のピンより少し太いものにして緩みにくくするそうです

ピンはハンマーで打ち込むなかなかの重労働です

結構な長さがあります

スタジオ裏相応寺の桜。ちょうど見ごろです

ご来店の際には是非見ていってください

2020.04.02

ピアノの発展

ピアノの調律師さんと話をしながら調整、調律の様子を見学していると、驚くほどメンテナンスも考えられた合理的

な構造になっていました。

昔のピアノの話になり、産業革命以前は金属のフレームが無く、木の構造だけで弦の張力に耐えていたそうです。

調律も狂いやすく、ピアノ自体も弦の張力で歪んでいったものだろうと思います。

その後、少し調べてみると、1700年頃に今のピアノの構造が開発されて、産業革命で金属の加工技術、鋳造技術が

発展し、ピアノにも金属のフレームが採用されて、より高い弦の張力にも耐えられるようになったそうです。

昔は鍵盤数も少なく1900年代に入ってから鍵盤数88が主流になったそうです。

弦についても真鍮、銅、炭素鋼と材質が変わり、強度が増しているそうです。

人間の工夫は素晴らしいものですね。

2019 12 11

楽器博物館

浜松の楽器博物館に行ってきました

世界中の古い楽器から電子楽器まで数多く展示されています

ピアノ、チェンバロもたくさんありました

珍しいものだと左右に鍵盤があり、対面して二人で弾くことができるピアノや

弦を上から叩く構造のピアノ、最古のピアノ(こちらは復元されたものですが

運良く演奏を聴くことができました)

ペダルが5個あるピアノやペダルの代わりに膝で板を押し上げる構造の

ピアノなどがありました

1920年頃に自動演奏ピアノがあったのも意外でした

明治時代の国産アップライトピアノには燭台が付いていました

当時の人々の生活などを少し考えてしまいました

各年代のピアノのアクションのカットモデルもあり構造を見て音を確認できるように

なっていました

久しぶりの博物館でしたが、とても良いところでした

楽器を弾く方、興味のある方にはお勧めです

 

楽器博物館

http://www.gakkihaku.jp/

左右に鍵盤があるピアノ

 

1640年頃のチェンバロ

日本楽器製造 アップライトピアノ 明治32年

ヤマハ フルコンサートピアノ 昭和21年

今のフルコンサートピアノと比べるとかなり短い気がします

当スタジオのピアノよりちょっと長いぐらいの印象です

スタンウェイ、ヴェルテ(フライブルク)

自動演奏ピアノ1927~28

弦が剥き出しのピアノ

珍しい楽器

ミキサーの調節を依頼されてスタジオ内に入ると

お客様が見たことも無い楽器を演奏されていました

スタジオの利用終了後、楽器を見せて頂きました

「アコーディナ」というそうです

作っているメーカーはフランスの2社だけだそうです

アコーディオンのピアノ型鍵盤の反対側のキー

と同じ運指らしいです

知らない楽器がまだまだあるものです